8. クーペ考察
2011.2.12
クーペ好きの俺が気を病むのは今後は国産車への
乗換えはないかな・・・みたいな気がします。
選択肢が少な過ぎるし、乗りたいかなって言う車は超が付く高級車
たとえばLFAだったりガレージ面積を考えるとさすがに厳しい
でか過ぎのGT-Rとかになってしまいます。

勿論、ロードスター等々もあるにはあるけど、BMW335iCoupeなんてのに
乗った後に乗るって言うと正直、質感や乗り味的に満足するのか?!
って想いと購入意欲が正直、沸かないんですよね。
日本ではクーペ好きの人って間違いなく減少してますから
今後は魅力的でパッケージングのいいクーペって国産車から出そうも
ない気がする。
スカイラインクーペ、フェアレディZですら北米志向が強くなり
どんどん巨大化してるし、現行のVQエンジンも賞味期限切れが近づく中で
莫大な投資をして魅力的なエンジンを開発しそうにも思えない。
AMG(メルセデス)から供給を受けて北米で展開して行こうって言うノリの
ようなので尚更、国産クーペの末路が見える気がします。
昔は人気車種だった日産の看板も国内ではニッチな分野に成り果ててしまいました。

クーペが乗って楽しい、見て嬉しい。そんな感性で育って来た我々、昭和世代から
平成文化は現実主義で多趣味、多機能、激安文化な訳です。
車は乗って楽しむって言うよりただ単なる移動ツールであったり仲間や家族を
乗せて走ることを目的とし、自分ひとりでドライブ、ワインディングを楽しむって
言う購買層が居なくなってしまった。
富裕層だけが昔からの高級スポーツカーをファッションの様に所有したり
前述のクーペって言うカテゴリーを楽しむ事が許される環境にある。
実際、今はいろんなことに金が掛かるし若者にとってはちょっと大きいミニバンで
たまにHが出来たり、宿泊代を浮かす旅行が出来たりの方がいい!
クーペなんてそもそもカッコよくないって言う感性なのではと考えたりします。

日本で売れるはずがない。
それはMT→ATが主流になった日本では当然の嗜好の変化と思いますし
ミッションの比率がATがほぼ主流と言うところに運転、車自体に魅力を見出す文化では
なくなってしまったことではと思います。
俺の若い頃ってMTが当たり前でATっておっさんが乗る車だった(笑)
まぁ、セド、グロ、クラウンなんて言うヤンキー仕様も存在はしてましたが。。。
そう言う俺も、現在の道路事情からAT派に変貌してしまいましたが(^^;
時代の変化、流れから衰退するクーペ文化は案外自動車産業の技術にも影響が出るかもしれません。
今やHV、EVばかりが日本国内でのセールスポイントで内燃気エンジンって開発、設計に力を
入れている様でもないでしょうから。
欧州の方が自動車産業界の技術進歩が目覚しいし際立っていますから必然的にクーペも
そのメーカー、車種の華として存在価値が有り続ける。
欧州メーカーの方がポリシー、信念を見失わないでクーペを作り続けてる気がしますよね!
日本のメーカーは一部分ユーザーの目や意見に左右され過ぎて・・・
本来の本質、魅力ある車作りよりマーケティングでなんちゃってクーペ、とりあえずツードアみたいな
車が多かった時代から淘汰されしすぎた感もあります。
スカイラインやZ、もうそのブランド名も今は昔、中年以上にしか効力のない車名に変りつつある。
トヨタのFT−86は話題にもなっていますが真っ当な車に育てて行けるかが一番の鍵ですし
将来の日本産クーペの存続が掛っている気がします。
我々の青春時代は2ドアクーペばっかりだったし、これまでは魅力的な車もあったけど・・・
そんなクーペ好きには嬉しい価格引下げの話(^^)
【ポルシェジャパン、「ボクスター」「ケイマン」など大幅値下げ】 http://www.webcg.net/WEBCG/news/n0000023913.html
ボクスター:610万円(7AT)/563万円(6MT)
ボクスターS:742万円(7AT)/695万円(6MT)
ケイマン:646万円(7AT)/599万円(6MT)
ケイマンS:796万円(7AT)/749万円(6MT) 
ケイマン、ボクスターって言うと憧れのブランドの入門者用って感じに思われがちですが実際はみんが認めたピュアスポーツカー!
素のケイマン、ボクスターならサラリーマンでも手が届きそうな価格帯なのが嬉しいし頑張る気も湧いて来る値段です(^^)
輸入車が更に適正価格になれば・・・国産クーペに勝ち目ないかなぁ(−−;
特定のJAPANスーパーカー以外はねぇ〜!ポルシェ響きがええなぁー(^^)ポルノみたいな(嘘爆)エクスタシーーーーぃです!
Go Your Own Way......
方向性が偏り過ぎて、クーペ=暴走族、走り屋って言うイメージになり過ぎた感もあります。
本来クーペは大人の乗り物であり、優雅にパーソナルドライブを楽しめるツールであり
そのブランドの華になり得る存在であらねばならなかった。
勿論、動力性能や装備、技術は兼備していないとダメでしょうけどネ!
官能性がないクーペは存在意義がないと・・・
そろそろ、ホンマにホンマの大人のクーペでブランドに華を!メーカーさんに期待したいですよね(^^)
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