topic7

今年の暑さは記録的だ。
いつもなら寒さより暑い方が俺的には過ごし易いけど
さすがに今年の夏は年々体力が落ちて来た体にはキツい（苦笑）
おまけに皮膚病なんか発症して、更に暑さがこの身に効いて来る。
病院で貰った薬がステロイド剤って言うのも何か運命的な物を大袈裟に
感じたりする。
これから色んなことがあるだろうけど、それも天命であり運命と思えば
気が楽だな。なんて思えて来る・・・
幸い他界した両親が俺を守ってくれてるような気もするといいように
考えてみたり（笑）
薬を手に塗りながら昔の思い出がフラッシュバックした。

ステロイド剤ってのは俺は昔から家に有ってアトピーの娘に塗っていたので
馴染みはある訳で・・・
まさか２０年以上も経って自分が塗る羽目になろうとは夢にも思わなかった。
長女は生まれつきのアトピー性皮膚炎で赤ん坊の頃からこの薬にはお世話に
なっていた。
ネコなんか触った手で顔を触るとお化けみたいな顔になったりして驚かして
くれたもんだった。
アトピーで悩まされていた娘も高校生になる頃には、化粧なんかするようになる。
化粧なんて多分出来ないだろうと思っていたのに（笑）

幼稚園に上がるとき引越して、いじめられて性格が内向的になってもうたお前。
生まれながらのアトピーで化粧もできないと思ってたのに今ではすっかり化粧が
上手なお前。
脊髄湾曲症なんてなってもうたお前。
拒食症で生理が止まってたお前。
高校生になってからてんかん発作を起こしたお前。
家族旅行の宿泊先で、突然振り子のように手を振り出して
持っていたペットボトルを自分の意志と関わりなく床に叩き付けて泣き出した。
あれが痙攣発作の前兆だったとは・・・
突然発作が起きて気絶して青い顔のお前を抱きながら「救急車を呼べ！」と
嫁さんに叫んだ朝。
就職して安心したら、辞めてもうたお前。
おかあさんが好きで、好かれたいのに妹に取られ
お母さんにかまってもらえず泣いてたお前。
ハナピしてたばこ吹かしてるお前。
俺を毅然と睨みつけるお前。
お菓子上げたら、子供の頃みたいに
あーと（ありがとう）って言うお前。

久しぶりに娘に電話を掛けた。
随分長話しをした。
まるで相方みたいに俺の体を気遣う口ぶりに思わず笑った。
「また、電話してなぁー」って言う言葉がやけに嬉しかった。
来月には２４歳になる娘。妹も２０歳か・・・
お爺さんになる日もそう遠くはないかも知れない（笑）

時が経つのは早い。
そして、大半のことを時が解決してくれそうな気がして来た。
都合よく（爆！）